更新日:2021年3月16日

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2.アレルギー疾患に関するQ&A

各アレルギー疾患ごとによくある質問を掲載しています。
監修:国立大学法人富山大学医学部足立雄一教授(小児科学)

(1)アレルギー総論

アレルギーとは何ですか。

通常は体にとって無害なもの(ダニ、花粉、食物など)に対して、免疫が過剰に反応してしまう状態を言います。

アレルギーは遺伝しますか。

アレルギー疾患は遺伝的な要因だけでなく、環境的な要因が大きく影響すると言われています。

アレルギー疾患や治療に詳しい医療機関はありますか。

アレルギー専門医(日本アレルギー学会)が在籍する医療機関がホームページで公表されています。参考にしてください。

専門医・指導医一覧(一般用)|一般社団法人日本アレルギー学会(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

アレルギー体質を調べる検査はありますか。

血液検査や皮膚テストで調べることができます。ただ、アレルギー体質であってもアレルギー疾患を発症していない人は少なくありません(例:ダニに陽性でも、気管支喘息やアレルギー性鼻炎ではない)。

抗アレルギー剤を飲んだときは、自動車等の運転はしないほうがよいのでしょうか。

薬の種類によります。主治医や薬剤師と相談してください。

(2)食物アレルギー

食物アレルギー検査は、何歳から受けることが可能ですか。

食物アレルギーの検査は、血液や皮膚テストによってアレルギー体質があるかどうかを調べる検査と、実際に食べてみて症状が誘発されるかどうかをみる食物経口負荷試験があります。前者は何歳でも受けることができますが、一般的には離乳食を始める前に調べる必要はないとされています。また、食物経口負荷試験も乳児期からできますが、危険を伴うことがありますので、主治医とその必要性についてよく相談してください。

離乳食の開始時期を遅くすることで、アレルギー疾患の発症を予防することはできますか。

離乳食の開始時期を遅らすことでアレルギー疾患の発症を予防することはできません。通常通り、生後5~6か月から少しずつ離乳食を始めてください。

(3)アトピー性皮膚炎

子どもの場合、診療科は小児科と皮膚科どちらを受診するとよいですか。

受診する診療科について決まりはありません。

ステロイド剤が処方されましたが、使用しても大丈夫ですか。

ステロイドの外用薬は、ステロイドの強さによって何段階かに分かれています。塗る部位や湿疹の程度によって塗り分けることで副作用を最小限に抑えることができますので、主治医の指示に従って使用してください。不安があれば、主治医とよく相談してください。

保湿剤は何を基準に選べばよいですか。

主治医とよく相談し、処方された薬を指示に従って使用してください。

(4)アレルギー性結膜炎

子どもも花粉症になりますか。

子どもも花粉症になります。原因として、アレルギー疾患に罹患している子どもが増加傾向にあること、花粉の飛散量が増加していること、などが考えられています。

花粉症の目薬はいつ頃からつけ始めればよいですか。

花粉の飛散開始時期の2週間前くらいから開始すると効果的と言われています。例えばスギ花粉であれば2月中旬頃から開始するとよいでしょう。

お問い合わせ

所属課室:厚生部健康対策室健康課

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3222

ファックス番号:076-444-3496

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