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更新日:2023年6月28日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

ヘルパンギーナに関する注意喚起について

発表日 2023年6月28日(水曜日)

ヘルパンギーナが県内で流行しています。

第25週(6月19日~6月25日)の定点医療機関あたりの患者報告数が6.86となり、「警報レベル」の開始基準値6.0を超えました

全国的にも、患者報告数が増加しており、ヘルパンギーナの感染予防のため注意喚起します。

1.県内の発生状況

定点医療機関あたりの患者報告数(感染症発生動向調査、小児科定点)

21週

5月22日~5月28日

22週

5月29日~6月4日

23週

6月5日~6月11日

24週

6月12日~6月18日

25週

6月19日~6月25日

富山県 2.62 4.69 4.76 5.21 6.86
全国 1.33 1.87 3.02 4.5 (7月4日公表予定)

小児科定点医療機関数:富山県29医療機関、全国:約3,000医療機関

2.ヘルパンギーナとは

ヘルパンギーナは、5月から夏季にかけて、乳幼児を中心に流行するウイルス性感染症で、いわゆる「夏かぜ」の代表的な疾患です。

2~4日の潜伏期の後、突然40度近くの高熱に続いて、口腔内に水疱ができ、のどの痛みやのどの奥に発赤がみられるようになります。

水疱はしばらくするとつぶれて痛むことから、十分な飲食ができずに脱水状態になることがあるため注意が必要です。

熱は2~4日で下がり、一般的に経過良好な疾患ですが、発熱時にけいれんを伴う場合があるため、注意が必要です。

3.予防のポイント

  • おむつ交換やトイレの後、調理や食事の前には石けんと流水で手を洗いましょう。

  • 家庭や保育園・幼稚園などの集団生活では、タオルの共用は避けましょう。

  • タオル等の消毒には、希釈した塩素系漂白剤や熱湯を用いましょう(アルコール消毒液は効果が弱い)。

 

感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスによる飛沫感染や、ウイルスが手などを介して口から入る接触感染です。

症状がなくなった後も2~4週間は便からウイルスが検出されることがあります。

 

報道機関の皆様には、県民の方々に対し、ヘルパンギーナを予防するため、注意喚起に格段のご協力をお願い致します。

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 健康対策室感染症対策課

(直通)076-444-8920

森安、竹内