安全・安心情報
更新日:2024年12月2日
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HPVワクチンについては、接種後に、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたことから、厚生労働省の検討会において、平成25年6月14日以降、接種の積極的勧奨を差し控えていました。
その後、厚生労働省の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ることと認められたことから、令和3年11月26日付けで積極的な勧奨が再開されることとなりました。
※令和5年4月1日から、定期接種の対象にサーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)に加えて、シルガード(9価HPVワクチン)が定期接種の対象となりました。
今夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、2025年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるよう、国の審議会で検討されています。 ※国審議会における検討はこちらから
○期間(国検討中):キャッチアップ接種期間(2025年3月31日まで)終了後、1年間 |
HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するために接種するワクチンです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
予防接種法に定められた以下の方は定期接種として、公費により接種を受けることができます。
接種は合計3回です。標準的には接種完了には約6か月かかります。
接種のスケジュールや接種券等に関することなどご不明な点やご相談があれば、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
小学6年生から高校1年生までの女子
高校1年相当(平成20年度生まれ)の方は公費による接種の最終年度となっていますが、現在国の審議会において、経過措置を設ける検討がなされています。
これまでの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対しても、接種機会を提供するキャッチアップ接種が行われることになり、平成9年度から平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性に対し、令和4年4月から令和7年3月までの3年間実施されることになっております。
キャッチアップ接種の公費による接種は今年度末(令和7年3月末)までですが、現在国の審議会において、経過措置を設ける検討がなされています。
接種は合計3回です。標準的には接種完了には約6か月かかります。
接種のスケジュールや接種券等に関することなどご不明な点やご相談があれば、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性
※過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方が対象です。
接種にあたっては、かかりつけ医等とよくご相談いただき、ワクチンの有効性とリスクについてご理解いただいたうえで接種を受けるようにしてください。
HPVワクチンの接種の効果や安全性、副反応等については、下記関連ファイルの分かりやすい情報資材や厚生労働省のQ&Aサイトをご確認ください。
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種を受けた後に体調が悪くなった方からの相談をお受けします。
本県における副反応相談体制についてはこちらよりご確認ください。
※副反応を疑う症状がでて診察を希望される方は、まずは、かかりつけ医又は接種医にご相談ください。
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