麻しん(はしか)に注意しましょう
県内で、今年(2019年)に入って3例の報告がありました。
海外の多くの国では麻しんが流行しており、海外からの麻しんの輸入症例を発端として感染が拡大する事例が発生しています。
1.麻しんの感染力と症状
- 麻しんの感染経路には、空気感染、飛沫感染及び接触感染があり、極めて感染力が強いことが知られています。
- 初期症状は、発熱や咳・鼻水などの風邪症状や、目の充血、関節痛など様々な症状が出ます。一旦、熱が下がった後、再び高熱が出ると同時に全身に発疹が出現し、4~5日高熱が続きます。
- 潜伏期は10~12日程度。合併症がない限り、7~10日程で回復します。
- 上記の風邪症状が出現する1日前から解熱後3日後程度の期間は、他人にうつす可能性があります。
2.感染防止のためのお願い
- (1)医療機関の受診
- 医療機関を受診する際には、あらかじめ電話で麻しんの可能性があることを伝え、医療機関の指示に従って受診してください。その際、公共交通機関の利用を避けて、自家用車等で受診してください。
- (2)ワクチン接種
麻しんの予防方法は、ワクチン接種をすることです。麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、「定期接種」として予防接種法で定められています。お子さんが対象者であるかどうか、今一度ご確認ください。対象者は、できるだけ早めに受けるようにしましょう。また、定期接種以降でも、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方」は、かかりつけの医師にご相談ください。
- 定期接種の対象者(第1期:1歳児、第2期:小学校入学前1年間の小児)は、ワクチン接種を忘れずに!
3.お問い合わせ先
ご不明な点やお問い合わせ等がありましたら、最寄りの厚生センター・支所、富山市保健所、県健康課までお問い合わせください。
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