更新日:2023年3月16日

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小児(5~11歳)への新型コロナワクチンの接種について

接種が受けられる期間が延長されました。また、5歳から11歳のお子様(以下「小児」)の追加接種にオミクロン株対応2価ワクチンが使用されることになりました。

接種による効果や安全性等に関する情報をご理解いただき、接種についてお子様と保護者が一緒にご検討のうえ、接種を受けるかどうかご判断ください。

また、周りの方にワクチン接種を強制したり、様々な理由によってワクチンを接種できない人や接種を望まない人に対し、差別的な対応をすることがないよう、お願いします。

‣学校等におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口はこちら(文部科学省ホームページへリンク)

‣人権相談に関する相談窓口はこちら(外部サイトへリンク)

 

小児接種の概要

接種の対象

  • 5歳~11歳の方
  • 特に、慢性呼吸器疾患、先天性心疾患等、重症化リスクの高い基礎疾患※1を有する方には接種が勧められています。(接種にあたっては、あらかじめかかりつけ医等と、よく相談してください。)

(※1)日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧等を公表しています。

‣日本小児科学会「新型コロナウイルス関連情報」

接種が受けられる期間

令和6年3月まで(予定)

接種費用

無料(全額公費)

接種会場

  • 原則、住民票のある(住所地)市町村の医療機関もしくは集団接種会場
  • やむを得ない事情で住所地でのワクチン接種ができない方は、住所地以外で受けていただくことができる場合があります。詳しくは、接種を行う医療機関等が所在する市町村へお問い合わせください。

接種するワクチンと回数・間隔・対象年齢

初回接種
ワクチン ファイザー社(5~11歳用)(従来型ワクチン)
接種回数 2回
接種間隔 通常、3週間
接種対象年齢 1回目の接種日に5~11歳※2

(※2)1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。1回目の接種時に11歳だったお子様が、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種にも1回目と同じ小児用ワクチンを使用します。

第一期追加接種(注)
ワクチン ファイザー社(5~11歳用)(従来型ワクチン)
接種回数 1回
接種間隔 2回目接種後3か月以上
接種対象年齢 接種日に5~11歳

(注)第一期追加接種は、オミクロン株対応2価ワクチンではなく、従来型ワクチンによる3回目接種を指し、令和5年3月31日までは接種を受けることが可能となっています。

オミクロン株対応ワクチン接種(3回目以降の追加接種)
ワクチン ファイザー社(5~11歳用)(オミクロン株対応2価ワクチン)
接種可能時期・回数

令和5年8月までに1回

ただし、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方については、接種間隔の条件を満たせば、令和5年8月までに2回接種を受けることが可能です。

なお、令和5年9月以降にさらに1回接種を受けることが可能となる見込みです。

接種間隔 前回接種後3か月以上※3
接種対象年齢 接種日に5~11歳

(※3)初回接種を完了していれば、従来型ワクチンによる3回目接種を完了していなくても、初回接種完了から3か月以上経過後、オミクロン株対応2価ワクチンの接種を受けることができます。

〔他のワクチンとの接種間隔〕

インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは、接種間隔を空けずに接種が可能です。(同じ日に接種を受けることもできます。)

前後にインフルエンザ以外の予防接種を行う場合、原則として新型コロナワクチン接種と13日以上の間隔を空けてください。

接種の流れ

(1)住所地の市町村から「接種券」「予診票」「新型コロナワクチン接種のお知らせ」などが届きます。
(2)市町村のホームページや広報等でワクチン接種を受けることができる医療機関等をお探しいただき、電話やインターネットなどで予約をしてください。
(3)接種当日は、「接種券」と「予診票」、「本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証など)」、「母子健康手帳」をお持ちください。速やかに肩を出せる服装でお越しください。

(4)当日の予診・接種に同席できる保護者の同伴が必要です。また、予診票への保護者の署名が必要です。

(5)各市町村によって予約方法等が異なります。詳しくは、お住いの市町村のホームページ等をご確認ください。

市町村の小児接種に関するページ(外部リンク)
富山市 高岡市 魚津市
氷見市 滑川市 黒部市
砺波市 小矢部市 南砺市
射水市 舟橋村 上市町
立山町 入善町 朝日町

ワクチン接種の効果や安全性

国が、現時点で公表している情報では以下のとおりとされています。

3回目接種の効果

  • 3回目接種(従来型ワクチン)により、現在流行しているオミクロン株に対して、感染しにくくなる効果が期待できます。
  • 米国において、5~11歳の子どもを対象とした研究で、従来型ワクチンの初回接種の効果は徐々に低下し、9か月以上経過すると大幅に低下すると報告されていますが、従来型ワクチンを追加で接種して3~5か月経過すると、新型コロナへの感染があってもなくても、感染予防効果は50~60%程度であったと報告されています。

従来型ワクチンによる3回目接種の安全性

  • ワクチン接種後、数日以内に表れる症状は、注射した部分の痛みが一番多く、注射を受けたすぐ後よりも、受けた日の夜や次の日に痛みを感じる人が多いです。
  • 疲れた感じや発熱などは、1回目よりも2回目の後の方が多く現れます。
  • 3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目接種の後と比べると、おおむね同様の症状が見られ、2回目接種時を上回るリスクは報告されていません。
  • 接種後の症状は、ほとんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。

接種後7日以内に現れた症状の発現率の比較

症状が出た人の割合 症状(2回目接種後→3回目接種後の症状の発現率)

50%以上

注射した部分の痛み(72.2%→73.9%)
10~50%

疲れた感じ(46.6%→45.6%)

頭痛(30.1%→34.0%)

筋肉痛(12.5%→18.3%)

注射した部分の赤み(16.5%→15.6%)

注射した部分の腫れ(14.0%→16.4%)

寒気(10.3%→10.5%)

1~10%

発熱(8.8%→6.7%)

関節痛(5.5%→6.7%)

下痢(6.5%→4.9%)

嘔吐(1.8%→2.4%)

オミクロン株対応2価ワクチンの安全性

  • 子ども用のオミクロン株対応2価ワクチンは米国ですでに使用されており、安全上の大きな問題はないと報告されています。
  • 米国においては、2022年10月から子ども用に使用されており、米国CDC(疾病管理センター)の報告によれば、80万回以上接種された実績に基づいて、安全性の評価が行われています。
  • 米国で接種を受けた方や親などの報告に基づくデータによると、発熱は約19%、疲労感は約30%、頭痛は約20%の方に現れたとされています。また、医師等による報告に基づくデータによると、接種後の死亡や心筋炎と報告されたものはないとされています。

小児接種の効果や安全性等について詳しくは以下をご覧ください。

 ‣厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」 

‣厚生労働省「5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ」

5歳から11歳のお子様と保護者の方向けのリーフレット<1・2回目接種>(厚生労働省の情報提供資材)(PDF:3,820KB)

5歳から11歳のお子様と保護者の方向けのリーフレット<3回目接種>(厚生労働省の情報提供資材)(PDF:2,996KB)

5歳から11歳のお子様をおもちの保護者の方向けのリーフレット<オミクロン株対応ワクチン接種>(厚生労働省の情報提供資材)(PDF:1,512KB)

‣首相官邸「【5~11歳の新型コロナワクチン接種】どうしてワクチン接種が必要なの?」(動画)

小児接種の安全性等に関する相談は富山県新型コロナワクチン専門相談窓口(電話番号:076-411-5132)でも受け付けています。

予防接種健康被害救済制度

  • 一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
  • 新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
  • 申請に必要となる手続き等については、住民票がある市町村にご相談ください。

救済制度の内容(厚生労働省ホームページへリンク)

お問い合わせ

所属課室:厚生部健康対策室感染症対策課新型コロナウイルス対策班

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁南別館3階

電話番号:076-444-5591

ファックス番号:076-444-8900

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