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更新日:2021年2月24日
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犬を飼うことは、可愛いからとか、遊び相手になるとかでなく、家族が1人増えるようなものです。
飼う前に次のことを考えてみてください。
何のために犬を飼うのか、目的をはっきりさせておくことが大切です。
目的には、番犬にしたい、子どもの情操教育としてなどいろいろです。
目的がはっきりしていれば、犬種の選定やその後のしつけ方などを目的に添って行うことができます。
犬は、家族全員が賛成してから飼いましょう。家族の中には、犬が吠えるのが嫌だとか、犬の毛などのアレルギーを持った人がいるかも知れません。
家族全員が気持ちよく受け入れられるように、事前に話し合いをしましょう。
犬の世話は、食事や散歩のほか、犬小屋の掃除、トイレの始末、毛の手入れなど、思っている以上に手が掛かります。
しばらくすると、だんだん面倒になって、主婦の仕事となってしまいがちですが、家族それぞれの役割を決めるなど家族全員で責任を持って飼いましょう。
犬を選ぶときは、自宅の広さに合わせて、犬の大きさを選びましょう。
ストレスを避けるため、犬が動き回れるスペースが必要です。
もちろん、庭で飼われる場合も同じです。
また、小さな子どもがいるお宅では、成犬になったときの大きさを考えて飼うことをお勧めします。
中型犬でも、散歩中、小学生低学年の子どもを引っ張るだけの力を持っています。
犬を飼うことは、家族が1人増えることです。そのため、食費や病気の治療費、ワクチン等の出費が増えます。
また、動物の治療には健康保険はありません。だからといって、病院に連れて行かないのも困ります。
食事も人と同じものを与えるのではなく、犬には犬のエサ(ドックフード)があります。ドックフードは犬にとって必要な栄養素を含んでいます。
犬は古くから人に飼われていましたが、元来は野生の動物です。
ですから、本能的にいろいろな習性を持っています。
犬がどんな動物か知ったうえで、犬を飼う方がよいでしょう。
犬の祖先はオオカミで、オオカミ同様に群れで生活し、リーダーを中心として、順位性が尊重される社会を形成します。家族を群れと認識して行動しますので、これを理解し犬をしつけることが大切です。
犬の寿命は、飼養環境や食餌、ワクチン接種等により伸びています。以前は平均寿命は約10年といわれていましたが、最近では、15歳、さらには20歳を超えるものも珍しくないようです。
犬は警戒心が強く、「なわばり」を持ちます。犬が電柱にオシッコをかけるのもその行動のひとつです。
なるべく、他の犬に近づけることのないようにしましょう。
犬は逃げようとするものを追いかける習性があります。その習性を利用し、狩猟や捜査等に利用されています。
見知らぬ犬に遭遇した場合は、急いで逃げるのは逆効果です。ゆっくりと離れるようにしましょう。
相手を受け入れ、付き合っていけるような行動をとることを社会化といい、これが上手くできないとしつけにくい犬となってしまいます。
犬の社会化期は、生後4週齢~12週齢で、この時期に人間や他の犬、繁華街、車など、いろいろな刺激に慣れさせることが必要です。
しつけは、この時期に始めると良いでしょう。
犬が病気になったらどんな行動をとるのか知っておくことは飼い主の務めです。
いつもと違う様子がみられたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
また、犬から人に感染する病気があることを知っておきましょう。
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