安全・安心情報
更新日:2022年11月8日
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発表日 2022年11月8日(火曜日)
衛生研究所の研究成果を広く県民の皆様に知っていただくとともに、当所の調査研究活動についてご理解をいただくため、研究成果発表会を開催します。
今年度は、新型コロナウイルス感染症に関する大石所長の講演と、各部の日頃の調査研究の成果等の発表を行います。
衛生研究所では、健康危機管理や県民の健康増進等を推進する「地域の科学的・技術的中核機関」として、調査研究、試験検査、技術研修・指導、公衆衛生情報の収集・解析・提供などを行っております。
この研究成果発表会は、当所の調査研究活動についてご理解をいただくため、県民の方々を対象に行うものです。
令和4年11月11日(金曜日)14時30分~16時40分
富山県薬事総合研究開発センター創薬研究開発センター2階大会議室
射水市中太閤山17-1
TEL:0766-56-5506(衛生研究所代表)
新型コロナウイルスのパンデミック発生から2年半が経過しました。新規ワクチン開発とワクチン接種推進により集団免疫が形成され、一旦はデルタ変異株は消失したかに見えました。しかしながら、次に出現したオミクロン変異株は効率よくワクチン免疫からすり抜ける特性を獲得し、集団免疫の隙間である小児及び若年成人世代に入り込んでいます。今後、変異株対応ワクチンや汎コロナウイルスワクチンの開発と接種推進が進み、さらに経口抗ウイルス薬の臨床応用が可能になれば、新型コロナウイルス感染症の収束が現実味を帯びてきます。
富山県衛生研究所では、令和2年の新型コロナウイルス感染症の発生以降、保健所・厚生センターの疫学情報の解析を支援し、結果を県内関係機関に共有してきました。本年4月に疫学調査支援チームが発足され、疫学調査支援活動を組織的に行う体制になりました。本発表では、疫学調査支援チームの概要とこれまでの取り組みについて紹介いたします。
新型コロナウイルスの感染予防および重症化予防のために、我が国へワクチン接種が導入されて1年半が経過しました。現在、ウイルスの変異によるワクチンの防御効果の低下が懸念されています。富山県衛生研究所では、高齢者におけるワクチン効果を調べており、今回の発表では、これまでの調査内容と課題をご報告します。
レジオネラ症の原因菌であるレジオネラ属菌は、土壌、河川などの自然環境だけでなく、公衆浴場、冷却塔などの人工環境にも広く分布するため、感染源は多様です。本研究では、行政、医療機関と連携し、富山県内で発生したレジオネラ症患者や環境中からレジオネラ属菌を分離し、遺伝子解析を実施しました。その結果から、患者の感染源について考察したので紹介します。
植物やキノコ、魚介類には有毒な成分を含むものが存在し、その毒成分を自然毒といいます。自然毒を含んだ動植物を食べることで食中毒になり、死亡者が発生するなど重大な健康被害をもたらすことがあります。今回は植物性自然毒を中心に、国内の食中毒発生状況および当所における原因究明のための取り組みを紹介します。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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厚生部 衛生研究所研究企画部 |
0766-56-8146 |
新保 |