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更新日:2022年12月15日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2022年12月15日(木曜日)
アーティスト@TADは、国内外で活躍するアーティストを富山県美術館(TAD)に招き、滞在制作や作品展示を行う企画です。公開制作やワークショップを通して、アーティストの制作手法や考え方をTADに集う人々と共有するとともに、その成果を含む作品展示を1階のTADギャラリーほかで開催します。
2022年度は、彫刻家・袴田京太朗氏を招き、「複製する」ことをテーマに公開制作や展示を行います。富山県美術館コレクションの高さ40cmほどの小さな彫刻を3Dスキャンし、約10倍のサイズに巨大化する公開制作など、複製する行為を通して「本物/偽物とは何か」「彫刻とは何か」を問いかけます。
2023年3月18日(土曜日)~5月28日(日曜日)1階TADギャラリー
よく知られた美術作品や既製品を、アクリル板を積層して複製した彫刻作品など、袴田氏のこれまでの作品の中から「複製する」ことをテーマに選りすぐった作品をご紹介します。今回の公開制作とあわせて、複製することを通して生まれるものとは何か、本物と偽物とはどういう関係にあるのかなど、彫刻のあり方を再考します。
2023年3月19日(日曜日)~26日(日曜日)2階ホワイエ(予定)
(※)制作後、作品は5月28日(日曜日)まで展示
富山県美術館コレクションの中から、本保義太郎《裸婦像》(1896年頃)を3Dスキャンし、高さ40cmほどの小さな彫刻を約10倍のサイズに複製・巨大化します。3Dスキャンしたデータを元に、発泡スチロールの層を1枚ずつ切り出して積み重ねていくことで、元の作品からは想像もつかない巨大な彫刻作品を館内に出現させます。
2023年3月25日(土曜日)3階アトリエ
袴田氏の作品「刻印の肘掛」に座って、腕をひじ掛けに押し付けることで、文字のかたちを刻印してみるワークショップです。また制作予定の新作「刻印の踏み絵」でも裸足で作品を「踏み」、足の裏に刻印を残します。
2023年4月頃(予定)
休館日の展示室内で、美術作品の模写を行います。詳細・申込方法は追ってお知らせします。
1963年静岡県生まれ。1987年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。1994年 文化庁芸術家在外研修員として渡米。1996年 五島記念文化賞美術新人賞受賞による海外研修としてチベット他に滞在。2012年 第22回タカシマヤ美術賞受賞。静岡市美術館(2011年)、平塚市美術館(2014年)、カスヤの森現代美術館(2019年)、MA2ギャラリー(2012、2016年)などで個展を開催。武蔵野美術大学教授。
近年は「複製」をテーマに、既製品の一部にカラフルなアクリル板を重ね合わせた人型のシリーズを制作。彫刻の表面とその内部、本物と偽物の関係性を問う。
(※)新型コロナウイルス感染拡大防止等のため、上記日程・内容が変更する場合があります。ご了承ください。
(※)ワークショップ募集などの詳細は決まり次第、当館WEBにてご案内します。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
広報:川浦、本企画について:以倉、碓井 |