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更新日:2022年10月13日

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富山県 News Release MAKE TOYAMA STYLE

勝興寺の国宝指定について

発表日 2022年10月13日(木曜日)

来る10月12日(水曜日)に開催された国の文化審議会において、令和3年3月に修復工事を終えた高岡市の勝興寺「本堂」と「大広間及び式台」の2棟が国宝指定の答申を受けましたので、ご案内いたします。

1.概要

(1)指定物件

勝興寺本堂、大広間及び式台

(2)所在地

高岡市伏木古国府770番

(3)所有者

宗教法人勝興寺(代表役員 沼田 平昌)

2.国宝指定の理由

(1)本堂は、全国の国宝・重要文化財の寺院と比較して全国9番目と屈指の規模を誇り、江戸時代後期を代表する大型寺院本堂である。

(2)大広間及び式台は、上質で格式の高い真宗型の対面所(賓客の公式の接客場)の整備、発展過程を端的に示す。

(3)本堂、対面所を完備した、本山に準じる格式の寺院としては破格の規模、型式を備え、大型真宗寺院の典型として歴史的意義が極めて高い。

(4)浄土真宗が畿内から北陸へ教線を拡大する中、加賀前田家、本願寺などと関係を深め、地域の一大拠点として権勢を誇った宗教施設として、文化史的意義が深い。

3.今回の指定の意義

(1)本県では、平成9(1997)年の瑞龍寺(仏殿、法堂、山門)の指定以来25年ぶり、2例目の国宝指定である。

【富山県の国宝・重要文化財建造物(今回の指定を含む)】

国宝:2件5棟、重要文化財:19件44棟

(2)本県の歴史文化の魅力の発信源となり、高岡市が取り組む歴史まちづくりの推進をはじめ、地域の観光振興、活性化の起爆剤となることが期待される。

勝興寺境内全景 

勝興寺全景

本堂を北東から望む

本堂を北東から望む

本堂内陣

本堂内陣

大広間及び式台を正面から望む(左:大広間、右:式台))

大広間及び式台を正面から望む

大広間内部(対面所「一の間」と「上段の間」(左))

大広間内部(対面所「一の間」と「上段の間」(左))

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担当者

教育委員会 生涯学習・文化財室

076-444-3456

越前、島田