平成30年度和漢薬・バイオテクノロジー委託研究の成果
富山県では、県内薬業の振興に資するため、和漢薬及びバイオテクノロジーに関する基礎研究を富山大学に委託しております。
平成30年度は、次の研究を委託しましたので、その成果を公表します。
なお、研究テーマ(3)の成果報告は、特許出願前のため当分の間掲載を見合わせております。
1研究テーマ
- (1)車前子成分の神経障害性疼痛抑制効果と富山県産ブランド化に向けた有効成分の豊富な生薬(薬用植物)の探索
- (2)急速経口免疫療法と葛根湯の併用による食物アレルギー疾患に対する根本的治療法の創出
- ―東西医薬学の融合によるトランスレーショナルリサーチ―
- (3)富山発の自己免疫病治療薬の開発を目指した創薬研究:TLR7選択的阻害作用を持つ天然薬物シクロバクチオールの実用化研究
2研究課題
内容は、下記関連ファイルをダウンロードしてください。
(1)車前子成分の神経障害性疼痛抑制効果と富山県産ブランド化に向けた有効成分の豊富な生薬(薬用植物)の探索
- (1)-1 慢性疼痛動物モデルを用いた車前子成分の有効性の行動薬理学および電気生理学的検討
- (1)-2 車前子に含まれる末梢神経障害性疼痛抑制作用成分の同定と有効成分含有生薬(薬用植物)の探索
- (1)-3 車前子由来物質のグリア細胞を介した疼痛伝達制御の分子メカニズム解析
(2)急速経口免疫療法と葛根湯の併用による食物アレルギー疾患に対する根本的治療法の創出
―東西医薬学の融合によるトランスレーショナルリサーチ―
- (2)-1 病態モデルを用いた経口免疫療法と葛根湯の併用療法の科学的根拠の解明
- (2)-2 食物アレルギー児に対する急速経口免疫療法における葛根湯併用のランダム化比較試験による効果の検討
(3)富山発の自己免疫病治療薬の開発を目指した創薬研究:TLR7選択的阻害作用を持つ天然薬物シクロバクチオールの実用化研究
- (3)-1 シクロバクチオールとその合成誘導体によるTLR7阻害活性の試験管内及びモデル動物,インシリコによる解析
- (3)-2 自己免疫病患者由来免疫細胞を用いたシクロバクチオールの臨床研究
関連ファイル