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更新日:2023年4月7日
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日本の四大公害病の一つと言われるイタイイタイ病は、大正時代頃から富山県の神通川流域で発生し、患者やその家族、地元住民等に深刻な影響を及ぼしてきましたが、被害者団体、原因企業、行政など関係者のたゆまぬ努力によって、今日まで多くの困難を克服してきました。
一方、長い年月の経過とともに、関係資料の散逸や関係者の高齢化に伴う風化が懸念されたことから、有識者や関係団体の代表からなる「イタイイタイ病関係資料継承検討会」(平成21年6月設置)での議論を踏まえ、平成24年4月に、この「富山県立イタイイタイ病資料館」を開館いたしました。
開館にご尽力いただきました地元住民の皆様をはじめ、関係の皆様に改めて深く敬意を表する次第です。
この資料館は、次代を担う子どもたちをはじめ国内外の幅広い年代の皆様に「イタイイタイ病の恐ろしさ」や「克服の歴史」をわかりやすく学んでいただけるよう、ジオラマ、絵本、映像などを組み合わせ解説しています。
また、環境の保全と創造のための本県の先進的な取組みを展示しており、未来を指向し、一人ひとりが「環境と健康を大切にするライフスタイルの確立や地域づくり」に取り組むことの重要性を発信しています。
イタイイタイ病が二度と繰り返されることのないよう、一人でも多くの方々に環境と健康の大切さを再認識していただきたいと思います。
さらに、語り部による講話や副読本の作成・配布、多言語のホームページによる情報発信など、より理解を深めていただけるよう取り組んでいます。
イタイイタイ病のような公害が今後二度と繰り返されることのないよう、皆様には、ご来館を機に、環境と健康の大切さを改めて認識していただければ幸いに存じます。
令和2年11月
富山県知事 新田 八朗
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