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更新日:2024年2月22日
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富山県では、「富山県人権教育・啓発に関する基本計画」に基づき、誰もが安心して心豊かに暮らせる人権尊重社会の実現をめざして、様々な人権課題の解決に向けた取組を推進しています。
性の多様性に関する正しい理解と認識を深め、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の人たちが安心して生活し、活躍できる社会の実現を目指し、誰もが互いの多様性を認め合い、それぞれの人権を尊重し合える社会をつくっていきましょう。
性的指向と性自認は、すべての人がもつ性の要素や属性を表します。自分の性のあり方について、「身体の性」と「性自認」に違和感がなく、異性を好きになる人を多数派としたときに、それに当てはまらない人たちは、人口に占める割合が少ないことから、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)といわれます。
性的少数者はLGBTなどと表現することもありますが、LGBT以外にも様々な性のあり方が存在します。
LGBTとは、レズビアン(Lesbian(女性の同性愛者))、ゲイ(Gay(男性の同性愛者))、バイセクシャル(Bisexual(両性愛者))、トランスジェンダー(Transgender(身体の性と性自認が一致しないため身体の性に違和感を持ったり、性自認と一致する性別で生きたいと望む人))の頭文字をとって組み合わせた表現です。
性のあり方は、このほかにも、アセクシャル(Asexual(男性・女性どちらにも恋愛感情や性的な欲求を持たない人))、エックスジェンダー(Xgender(性自認を男性・女性のいずれとは明確に認識していない人))やクエスチョニング(Questioning(自身の性が決められない、分からない、または、決めない人))など、色に例えると「グラデーション」のように様々な性のあり方が存在します。
性的指向(SexualOrientation)と性自認(GenderIdentity)の頭文字をとったSOGIという表現もあります。
性的少数者の人たちは、男女の区分や異性愛を前提とした社会のなかで、性の多様性に関する周囲の理解が不足しているため、偏見の目で見られ、嫌がらせやいじめ、差別的な扱いを受けることがあります。
家族をはじめ周囲の人や社会からの偏見や差別などによる生きづらさが、自殺念慮や自傷行為につながっていくことや、自殺未遂率が高いことも指摘されています。
さらに、自身の性的指向や性自認を他人に打ち明けた結果、本人の了解なく、第三者に暴露される行為(アウティング)も問題となっています。
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