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更新日:2021年2月24日
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コイ科タナゴ亜科タナゴ属の日本固有の淡水魚。現在、淀川水系、濃尾平野と富山平野の3箇所でしか確認されていない。イタセンパラは、秋にイシガイなど二枚貝に産卵し、春にかえる。警戒心の強い魚で、その生態はよくわかっていないが、水草や深みなどに潜んでいるとされている。全長約5cmで成熟し、寿命は2~3年。
県内では、氷見市の万尾川、仏生寺川でのみ確認されている。両河川の中・下流域は流れがゆるやかで、堤防が土手となっているため、餌となる水生植物や産卵場所である二枚貝も住み、イタセンパラの生息に非常に適している。
偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される日本特産の動物である。東南アジア的要素のほ乳類相が日本にも入り込んでいることを証する遺留形動物として、日本列島成立の地史にとって学術上貴重とされている。また、原始的な形態を留めていおり動物の進化史の面からも貴重とされている。生息場所は深山の原生林で、草食で樹木の葉や枝の先端を食べ、足はずんぐりと太くて短く、雌雄ともに15cm程の角がある。かつては「幻の動物」といわれたが、近年では、人里でも見られることも多く、分布域が拡大し個体数も増加した。
日本特有ではないが、著名な動物で保存を必要とするものとして指定されたライチョウがいます。ライチョウは北半球の寒冷地に生息する地上性の鳥で、日本が南限にあたる。立山のライチョウは、約200万年前の氷河期に生息していたものの遺存種で、地球が温暖化するにつれて、わずかな寒冷地である高山帯に取り残されたと考えられている。
一年中、高山の森林限界より上部のハイマツ帯や高山植物群落の中に住む。夏には全体に茶褐色で黒斑のある羽毛が、冬には全身白毛へと、生活環境に応じて季節によって換羽する。
近年高山への登山者が増えたことによる環境汚染などのため、その保護に注意が必要とされている。
自然環境における特有の動物群聚により、ホタルイカが群遊する海面が、天然記念物に指定されている。その範囲は、常願寺川河口から魚津港までの岸から約1.3km沖である。ちょっと変わっているが、ホタルイカそのものの保護をしてるわけではなく、その群遊する海面を保護するものである。従って、通常の範囲内で、ホタルイカ自体は捕獲して食しても問題はない。
ホタルイカはスルメイカに似ており、洞長は6~7cm、腕、眼、皮膚に発光器があり、幻想的な光を放す。
深海性の動物であり、日本近海に広く分布し、産卵のため、初夏の富山湾にやって来る。その生態については、まだ十分には解明されていない。
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