安全・安心情報
更新日:2023年8月8日
ここから本文です。
県では、うるおいや安らぎを感じさせる景観を選ぶ「うるおい環境とやま賞」※を昭和62年度から平成14年度まで実施し、県内の73カ所を表彰してきました。平成15年度に富山県景観条例が施行されたことを受け、平成16年度からは、それまでの「うるおい環境とやま賞」の歴史と伝統を引き継ぎながらも、表彰対象を小規模な案件や景観づくり活動まで大きく拡大し、景観づくりの取組を幅広く表彰する賞として新たにスタートしています。
このページでは、これまでの「うるおい環境とやま賞」について紹介します。
※令和5年度より名称を「うるおい景観とやま賞」に改めました。
小矢部市にある築60年の長屋門を改修したカフェです。過疎化が進む集落の活性化を目指し、東京からUターンした家主が、既存の骨組みを生かしながらリフォームを行い世代継承しました。改修後は地元食材を利用した料理が人気を集め、県内だけでなく近県からの来客で集落の賑わいを創出したことや、薪割り体験やかぶら寿司づくり体験などで人々の交流を生み魅力ある地域づくりに貢献していることが高く評価されました。
砺波市に境内を構える浄土真宗の寺院です。境内にまっすぐそびえ立つ2本の大杉は寺門のような形で生えているので門杉といわれています。1646年には庄川の氾濫により寺院を移築しましたがその場所には既にこの杉が植栽されており、樹齢450年余りと推定されています。こうした樹木を長年にわたり守り続けていることや、迫力のある門杉と厳かに佇む本堂が訪れる人々に感動を与えている点が高く評価されました。
子育てしやすいまちづくりの一環として整備された舟橋村の公園です。公園を中心にいろんな縁を結び、来た人みんなが仲良くなることを目標に、村の子どもたちと造園業者等が公園づくりを計画しました。子どもたちによる公園づくりを自治体と事業者たちが連携しながら応援していることや、地域が一丸となってつくった公園が多くの人に利用されていることが公園の可能性を広げているとして高く評価されました。
市川の扇頂部に建設された円筒分水槽です。0.51対0.49の高い精度で両岸の幹線水路に分水し、安定した水の供給により長年の水不足を解消しました。まわりが整備されているため一周することができ、様々な角度から水の流れと景色を楽しむことができます。先人の優れた技術と熱意を後世に伝えるため地元住民によって大切に守り継がれていることや、田畑の緑や水の流れる音が織りなす心地よい風景が高く評価されました。
黒部市にある自然エネルギーを活用したパッシブデザインによる集合住宅です。敷地内を歩くと黒部の自然を活かした豊かな緑の街並みを楽しむことができます。駐車場を地下に設けることで地上には多様な植栽を行うことができ、建物やタウン全体に心地よい気候をもたらしています。広い敷地でありながらも隅々まで自然への配慮がしっかりされ、そこに住む人だけでなく地域の持続性にも着目している点が高く評価されました。
お問い合わせ
こちらの記事も読まれています
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください