知事コメント（令和6年産米の生産目標について）[令和5年12月1日]

1.本文

1　本日、富山県農業再生協議会において、令和6年産米の生産目標が決定され、172,843トン、面積換算で31,600haとして提示されたところです。

　これは、（1）全国の生産量の目安が数量で669万トン、面積換算で125.1万haと、前年産の目安とは同水準で、実績対比では0.9万ha上回る水準として設定とされたことを踏まえつつ、（2）本県産米では、今年の作柄が「やや不良」となったことや需要量の見通しから、今後も需給が堅調に推移すると見込まれること、（3）また、近年、生産目標に比べ生産実績が200ha程度下回っていることなどを考慮して、現行の生産力が維持されるよう、前年産の目標を300ha上回る（実績を400ha上回る）目標面積として決定されたものと伺っています。

2　県としては、生産目標に沿った作付けがなされるとともに、高品質・良食味となるよう、土づくりや、高温条件にも対応した水管理、施肥などの技術的サポートをしっかり実施してまいります。

　また、農業者の皆さんの所得が確保され、将来に希望を持って営農に取り組み、さらには次世代に継承されていくよう、気象変動に対応する「富富富」をはじめとした高温耐性品種の作付拡大、主食用米だけでなく、大豆や大麦、園芸作物等を組み合わせた水田フル活用による農業所得の確保などを指導・支援してまいります。

2.関連ファイル

知事コメント（令和6年産米の生産目標について）[令和5年12月1日]（PDF：103KB）