更新日:2021年2月24日

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犬の病気

もしもこんな症状が見られたら

普段から、犬の様子を見ておくことは大切です。
そうすれば、何となくいつもと様子が違うということにすぐ気が付くでしょう。
次のような症状が見られたら、何かの病気の兆候です。動物病院へ連れて行きましょう。

病気の時の症状一覧
  健康時 病気の時
食欲 旺盛 減退若しくはなし
湿っている
(睡眠中は乾いている)
乾いている
呼吸   呼吸が激しい
咳をする
澄んでいる 濁っている
充血している
目やにが出る
  口臭がする
吐く
よだれ   量が多い
アワ状である
尿 薄い黄褐色 色が濃い
血が混じる
乳白色
フン便   下痢、便秘、粘血便
被毛 柔らかくツヤがある 脱毛、粗剛
皮膚   なめる、こする、かむ
その他   よく頭を振る
ものにぶつかる

知っておきたい犬の感染症

ジステンバー

1歳未満の子犬に多く見られ、空気感染するので感染力の強い病気です。
発熱、元気、食欲がなくなる。咳、鼻汁、目やに、下痢、粘血便が見られることがあり、ハード・パット*、神経症状を示すこともあります。
予防には、ワクチン接種が有効です。
*脚の肉球が硬くなること。

伝染性肝炎

犬の排泄物から感染し、高熱、食欲不振、嘔吐、下痢を起こします。熱が下がり、そのまま回復するものも多い。
しかし、熱が少し下がったが、内臓等が冒され重症化するものも少なくありません。
予防には、ワクチン接種が有効です。

パラインフルエンザ

単独での感染より、他のウイルスや細菌等と混合感染し、気管支炎や肺炎、または、一般に「ケンネルコッフ」と呼ばれる呼吸器病として知られています。感染力が強く、病犬の咳やくしゃみから空気感染します。激しい咳が特徴的です。
予防には、ワクチン接種が有効です。

パルボウイルス感染症

犬の排泄物から感染し、激しい嘔吐と血様の下痢が続き、脱水状態に陥ります。
このウイルスは、自然環境下で長期間生存できるため、予防には、ワクチン接種が有効です。

レプトスピラ

感染したネズミ等の動物の尿から排泄され、水や土壌を介して感染します。
下痢、嘔吐、口内の炎症に伴うひどい口臭を示し、黄疸症状を呈するもの、黒褐色の尿を排泄するものもいます。
レプトスピラ症は、人にも感染する病気です。
予防には、ワクチン接種が有効です。また、この病原体は、乾燥状態に弱いので、犬小屋を清潔にし乾燥させておくことも重要です。

フィラリア

フィラリアを持つ蚊に刺されることで感染します。感染初期では症状がはっきりと出ませんが、食欲がない、咳をする、運動をしたがらないといった症状が見られた場合は、病院に行くことをおすすめします。
咳が止まらない、息が切れる、貧血、腹水等の症状が見られたときは症状はかなり進行しています。
治療もできますが、予防薬を飲んで予防することがよいでしょう。

回虫症

子犬は母犬のお腹にいる時に胎盤を通して感染します。
6ヶ月未満の子犬は、成犬に比べ、犬回虫を高い確率で保有しています。
生まれてからは、成長とともに虫体を腸管から排出するため、犬の年齢が上がる程、寄生率は下がります。
回虫は、人、特に子どもへの感染が知られています。口から虫卵が入り、「幼虫移行症」といって腸で孵化した幼虫が体の中を動き回ることでいろいろな症状が現れます。
駆虫薬で犬の駆虫すること、犬と接触したり、砂場で遊んだりした後は手を洗うように注意しましょう。

お問い合わせ

所属課室:厚生部生活衛生課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3229

ファックス番号:076-444-3497

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