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更新日:2025年6月16日
ここから本文です。
(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。
本日は、追加提案予定の6月補正予算案についてご説明申し上げます。
現在開会中の6月定例会では、冒頭に提案した6月補正予算案を審議いただいております。物価高騰対策に係る補正予算案を編成し、明日の本会議において追加提案させていただくこととしました。
4日の定例会見でも申し上げましたが、先月27日、生活者・事業者に対する消費・事業継続の下支え等の支援として、国予備費の使用が閣議決定され、地方には、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が追加交付されることになりました。
これを受けて、本県では、その効果を速やかに本県にも波及させるため、交付金を活用し、エネルギー価格・物価高騰の影響を受ける事業者などに対して、光熱費などを3か月、令和7年7月から9月分の3か月、これを支援するなど、負担の軽減を図ってまいります。
今回追加提案する一般会計の補正予算案の規模は、6億21万円ということになります。既に提案しております補正予算案と合わせると、約40億円ということになります。
以下、主なものについて説明いたします。
今回の補正予算案の柱は、物価高騰対策です。高齢者施設や障害者福祉施設、子ども関連施設、医療機関、また、私立高校などの負担を軽減するための光熱費等の高騰分を支援するほか、県立学校においては学校給食費の高騰分を支援いたします。
次に、農林水産事業者への支援として、畜産農家に対し、飼料価格の高騰分を支援するほか、土地改良区や林業・木材産業事業者、漁協などに対して、施設の管理・維持などに必要な電気料金などの高騰分を支援します。
さらに、中小企業などへの支援として、国の負担軽減策では対象外となっているLPガス料金について、LPガス小売業者に対する割引原資の助成による価格低減を通じて、個人事業主などの負担軽減を図ります。
また、LPガス料金同様、国の負担軽減策の対象外となっている特別高圧電力を使用する中小企業を支援します。
加えて、鉄軌道、路線バス、タクシーなどの交通事業者に対し、燃料費などの高騰分を支援します。
このほか、商工団体等が地域経済活性化のために実施しているプレミアム商品券の発行などを支援する「生活支援・消費喚起プロジェクト支援事業」について、これは令和6年度2月の補正予算でも3億円を計上しておりますが、今年度に予算を繰り越して実施しています。今のところ、予算額を上回る申請が見込まれるので、必要額を追加で計上するものです。
今回追加提案する補正予算についての説明は以上です。
各事業の詳細については、詳細を記載した資料の各担当課にお問合せください。
なお、その資料の最後には、既に予算計上済で今年度に取り組んでいる主な物価高騰対策も記載してありますので、併せてご確認ください。
予算成立後には、冒頭に提案させていただいた補正予算と併せて速やかな執行に努め、事業の効果が一日も早く発現するように取り組んでまいります。
私から、冒頭説明は以上です。
【記者】
全般的な質問ということになってしまうんですが、改めて物価高の影響というのは幅広く及んでいるとは思うんですが、県内の産業とか、特性を踏まえて、知事から見られてどういう分野、どのジャンルといいましょうか、特に影響が大きいなというふうに見られておるでしょうかというのが質問です。
今回の分野は農林水産とか、中小企業とか、様々ジャンルはあると思うんですが、特にどういったところに手当が必要だというふうにお考えかなと思いまして、伺います。
【知事】
今回追加交付されるのは約6億円ということですので、結構きめ細やかに配分額を考えています。そういう意味では、できるだけ満遍なくというふうに考えて、この案はつくっています。
特に、物価上昇しているにもかかわらず、価格転嫁ができない業種というのがあります。そのあたりの皆様、施設や企業に目配りをしたということになります。
【記者】
続けてもう1つ伺います。
物価高対策という点で、少し今回の予算と離れてしまうんですが、自民党のほうが現金給付ということで、表明等ありましたが、こういった与党なりの物価高に対する対応というところで、知事から見られまして、何かもう少しこうしてほしいとか、要望なり、何か、依頼とか思うところがありましたら伺えたらなと思います。
【知事】
そうですね。もちろん政府も一生懸命、与党とも話し合われて、あるいは野党の意見も聞きながらいろいろと考えておられるんだと思いますが、今のところ結論と我々は受け止めるべきなんでしょうか、この現金給付については、以前にもこの場でも申し上げましたが、果たしてこれまでどういう効果があったのかという検証が今までされていないと私は認識しております。こういった検証を一度やってみることが必要なのではないかというふうに思っています。
【資料】6月補正予算案の追加提案について(PDF:735KB)
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