科学の力で、富山の川と
海に豊かな未来を。
- 2024年 入庁
- 富山県農林水産総合技術センター 水産研究所
- 内水面課 研究員
水産
甲谷 葵
career
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~2024年
富山高等専門学校 商船学科専攻科(海事システム工学専攻)卒業
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2024年
入庁 富山県農林水産総合技術センター 水産研究所 内水面課
※2026年3月時点
インタビュー
Q富山県職員を目指したきっかけは?
商船から水産へ。
「海に関わる仕事」を追いかけて
祖父が造船会社に勤めていた縁で、幼い頃から海が身近な存在でした。商船学科の専攻科時代、船上でのプランクトンネット調査をきっかけに水産分野の面白さに気づき、試験勉強を進めるなかでその興味はさらに深まりました。「生まれ育った富山に恩返ししたい」という思いと重なり、富山県の水産職を志望しました。
Q現在の仕事内容は?
現場の課題を
解決する4つの研究を兼務
サケの不漁対策として、ビタミンCを添加した飼料で高水温耐性を高める試験を実施しています。また、漁獲量減少に備えたサケの淡水養殖研究、アユの遡上量変動要因の調査、そして外来魚の駆除にも取り組んでいます。入庁1年目から3つの業務を担当し、2年目からは養殖研究が加わりました。

Q大切にしていることは?
地道な飼育管理の積み重ねが、
研究結果を左右する
魚を扱う研究では、毎日の餌やりや水槽管理といった地道な作業の積み重ねが試験結果に直結します。一つひとつを丁寧に行うことを欠かしません。また、「担当分野については自分が一番わかっている」という意識を常に持ち、成果をわかりやすく伝えられるよう、研究の理解を深めることを心がけています。
Q成長のターニングポイントは?
試行錯誤の末に掴んだ、
確かな研究成果。
入庁1年目はサケの高水温耐性試験の条件設定が不十分で、結果の分析に苦労しました。2年目はその反省を活かし、水温上昇を一定に保つよう試験方法を徹底的に改善。その結果、ビタミンC添加の有効性を示す明確なデータを取得でき、研究成果として形にする手応えを得ました。自ら考え工夫を重ねることで道が開けることを実感し、大きな成長に繋がった経験でした。


教えて!
富山のこんなコトをうごかしたい!
『富山のサーモン』を、全国ブランドへ
全国各地に広まるご当地サーモンのように、富山県産サーモンが「美味しい」と評価される日を目指しています。脂の乗りを高める飼料設計や、アスタキサンチンを活用した色味の研究など、美味しさに直結する養殖技術の確立に挑んでいきたいです。研究成果をひとつひとつ積み上げ、富山の水産業をさらに活気づけていきたいです。


