更新日:2023年12月22日

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第21回富山県食育推進会議(令和3年12月15日開催)

第21回富山県食育推進会議の概要

 

日時:令和3年12月15日(水曜日)10時00分~11時30分

場所:パレブラン高志会館嘉月の間

出席者:委員19名、代理出席4名(委員数25名)

次第:

1 開 会

2 あいさつ

3 議 事

(1)協議事項

「第4期富山県食育推進計画」(素案)について

(2)その他

「第4期富山県食育推進計画」の策定スケジュールについて

令和5年度食育推進全国大会開催地への本県からの応募について(報告)

4 閉 会

 

【主な意見】

〇食育推進運動の展開と推進体制の充実

  • デジタル技術を活用した食育として、食育に関する動画を病院の待合で流すなど、広く目に触れやすい身近な場所を捉えて啓発してほしい。
  • 前回の会議で意見のあった「富山型食生活」の内容について、計画案に分かりやすく盛り込まれた。未来ある子どもの食育も大事だが、一人暮らしや高齢者は地元の食材で調理をするにも必要な食材の分量が少なく使いきれないなど課題は様々。富山型食生活の実践に向けて、子ども用、高齢者用など分かりやすい具体的な提案をしてはどうか。
  • 高齢者に周知する際は、デジタルではなくアナログで知らせてほしい。
  • 子どもが食を学ぶ場面は多岐にわたる。家庭も地域も職場も一体となった食育をしてもらいたい。

 

〇家庭における食育の推進

  • 口腔機能不全の子どもが増えている。口腔機能は離乳食期に育まれ、ここで獲得したものは、お年寄りになるまで生涯継続するが、その重要性について県民に浸透していないため、富山県歯科医師会で本年度パンフレットを作成したので活用いただきたい。
  • 親の姿を見て、子どもは食文化をつないでいくので、家庭での食育は大切である。
  • 食育の基本は家庭。家庭で食事を作る回数が減り、食事を作る匂いを子どもに感じさせるなどの家庭での食育が十分にできないのではないか懸念している。学校、地域などが連携をして、家庭での食育を支えるという文言が計画にあるとよい。
  • 20代~35歳の世代ではSDGsが浸透していて、父親も家事(料理)をするようになっているように感じる。
  • 父親の帰宅が遅く、ご飯を一緒に食べられず、料理も作れないので、勤務先に向けて、食育、共食の啓発をしてほしい。
  • ひとり親になり、子どもとご飯を一緒に食べられない家庭へのケアをお願いしたい。

 

〇学校、保育所等における食育の推進

  • 小さいころから食に関する知識、食を選択する力を習得していくためには、栄養教諭の力が重要である。
  • SDGsの理念を踏まえた食育のひとつとして、ジェンダーレスの観点も重要。食に関する教育を性別関係なく行い、結婚して母親だけが料理(食育)で大変な思いをすることがないようにしてほしい。
  • インターネットでは食に関する正しい情報や誤った情報があふれている。食に関する正しい情報を選択できる教育をしてほしい。
  • 学校給食は食育の中心である。黙食のなかでも、食材の紹介やビデオを見て学ぶなどの取組みを進めている。
  • 学校給食だけでなく、学校のあらゆる教育活動で食育を進めていくことが大切。学校では家庭科以外でも、野菜づくりの体験や社会科、生活科などいろいろなところで学んでいる。
  • 学校で学んだことを家庭の保護者に知っていただくことが大切であり、県産品購入ポイント制度のチラシが学校で配られたことは良い取組み。地産地消は学校だけでなく県でも一生懸命取り組んでいると保護者に啓発することができた。今後も必要であれば、学校現場を通じて紙媒体で啓発してほしい。
  • 栄養教諭を目指している学生に対して、富山型食生活や離乳食のことなど、多方面の食に関することを伝えて栄養教諭として育てたい。
  • 生産される所と、食べる食卓がとても遠く、なかなかそれが見えなくなっている。食が自分たちのところに届くまでの流れが見えるようなものを作ってもらえたら、小中学校など様々な機関で活用できるのではないか。
  • 0~6歳児を預かるこども園、幼稚園としては、この一番小さな時期にみんなと一緒に食べることの楽しさを学んでもらいたいと思っている。次に自分たちで野菜を作って、調理して食べるなど、匂い、手触り、食感など実体験をすることが大事。デジタルで見ることもできるが、やはり実体験がこの時期にはとても大切だと思う。
  • 子どもに関しても、肥満や低体重などの健康に関する目標指標があっても良いのではないか。
  • 食育の重要性を改めて感じた。将来、現場で働く家庭科教員を育てる際にも、様々な活動、取組み、意見を取り入れていきたい。郷土料理や食ロスなどのアンケート調査など、大学でできることも取り組んでいきたい。

 

〇地域・職場における食育の推進

  • 富山型デイサービスのように、子どもから高齢者までの富山型食支援など、地域の活性化を図る目的で富山ならでは食育推進の事業ができるとよい。
  • 子ども食堂開設時は、子どもが喜びそうな唐揚げなどを提供していたが、その後、地産地消や食育も進めるため、よごしなどの伝統料理やたけのこご飯など季節に合わせた料理も提供している。子ども食堂で地元の食材を活かしたメニューを提供することで、子どもたちの味覚の成長につなげたい。
  • 朝食の欠食が課題となっているが、子ども食堂で朝食を提供している事例もある。
  • 学校を通しての啓発は大事だが、学校だけでできることも限られる。子ども食堂や地域などの連携があって、食育は推進される。

 

〇地産地消や食の循環・環境に配慮した食育の推進

  • 富山にある四季折々の豊かな農林水産物の旬を知るのはすばらしいこと。富山の魚は、なぜ魚種が多いのか、なぜ新鮮なのか説明できるよう、子どもの頃から学んでおくことは、県外の人に富山をアピールする意味でも、あるいは、富山県民として富山に誇りを持つという意味でも大事である。
  • 以前、小学校の出前授業で、地元の魚や野菜を食べることの幸せを感じてもらうことや、肉・魚・野菜にも命があり、命をいただいてつむぐ大切さを伝えてきた。最近、農林水産業の現場の声を届ける機会が減ったような気がしているので、そのような機会を設けていただきたい。
  • 富山県は野菜の摂取率が低いと聞くので、米、魚、肉だけでなく、野菜の摂取も含めて推進してほしい。
  • 県の食料自給率を考慮すると、学校給食での県産食材利用率の目標が低いのではないか。

 

 

<資料>

第4期食育推進計画素案の概要(PDF:221KB)

第4期食育推進計画(素案)(PDF:4,495KB)

第20回会議主なご意見と今後の対応(PDF:489KB)

第4期富山県食育推進計画の策定スケジュール(PDF:252KB)

食育推進全国大会の開催希望について(PDF:276KB)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林水産企画課企画係

〒930-0004 富山市桜橋通り5-13 富山興銀ビル11

電話番号:076-444-3264

ファックス番号:076-444-4407

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