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更新日:2023年9月21日

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獣医学術中部地区学会で地区学会長賞を受賞しました

令和5年度獣医学術中部地区学会(令和5年9月2日開催)において、昨年度の日本獣医公衆衛生学会分野における中部地区学会長賞をウイルス部の佐賀由美子主任研究員が受賞しました。

 

演題

「富山県で初めて確認されたイヌの重症熱性血小板減少症候群2例のウイルス検査所見」

 

演者(所属)

〇佐賀由美子1、吉田俊一2、吉田理栄子2、嶌田嵩久1、矢澤俊輔1、稲崎倫子1、五十嵐笑子1、板持雅恵1、長谷川澄代1、大石和徳1、谷 英樹1

(1.富山県衛生研究所、2.吉田動物病院)

 

概要

  • 富山県では、これまでヒトおよび動物の重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 症例の報告はなかった。しかしながら、2022 年5 月に県内で飼育されている同居の複数のイヌが同時にSFTS を疑う症状を呈したため、当所で検査したところSFTSウイルス(SFTSV) が検出された。
  • 今回のイヌ2 頭の臨床症状の消失は第7 病日と第2 病日であったが、直腸拭い液からは発症後2 週間、尿からは発症後2 か月時点でも遺伝子が検出されていた。また、尿には感染性ウイルスが少なくとも発症後3 週間まで排出されていたことから、飼育者や獣医療従事者に対して、症状が消失した後も体液、特に尿の取り扱いには留意するよう啓発する必要があると考えられた。

令和4年度獣医学術中部地区学会 抄録(PDF:121KB)

第40回日本獣医師会獣医学術学会年次大会 抄録(PDF:185KB)

 

20230911-3

図:イヌ2頭のSFTSV遺伝子量

 

 

 

お問い合わせ

所属課室:厚生部衛生研究所ウイルス部

電話番号:0766-56-8143

ファックス番号:0766-56-7326

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