くらしの安心情報第6号
くらしの安心情報第6号
くらしの安心ネットとやま
平成19年3月9日
目次
- 悪質商法に関する情報(PDFファイルで添付)
- 製品等の安全・安心情報
製品等の安全・安心情報
健康食品と上手につきあうために
2月26日に厚生労働省より、健康食品が原因と疑われる健康被害事例についての報道発表がありました。花粉加工食品をカプセルに充填したいわゆる健康食品を摂取した40代の女性が、全身性のアレルギー反応によるショック症状を呈したという事例です。今のところ、同種の製品についてこのような報告は確認はされていないとのことでした。
最近の健康志向を反映して、健康食品は多くの人に利用され、市場も拡大しています。しかし、その一方で、健康食品との関連が疑われる健康被害が発生するなどの問題も生じています。健康食品を安全に利用するために、下記のことに注意しましょう。
健康食品を正しく理解しましょう
- 1.健康食品は、素材の種類や食べ方(加工状態)が一般の食品と異なることがあります。そのため、安全性については一般の食品よりも慎重に考えるようにしましょう。
- 2.健康食品は、あくまで食生活における補助的なものと考えましょう。
- 3.健康食品は、病気や体の不調を治すものではないことを意識しましょう。
健康食品の利用前にご確認ください
- 4.健康食品を利用する前に、普段の食生活で本当に不足している栄養成分があるか、考えてみてください。
- 5.健康に役立つ食品の機能を紹介する‘健康情報’はそのまま受け入れるのではなく、科学的な視点に基づく判断を行った上で参考にして下さい。
- 6.製品を選ぶ際には、表示や広告をよく確認してください。
- 7.個人輸入やインターネットオークションを利用する際には、製品に関する情報の確認をしてください。
- 8.保健機能食品制度*について理解を深めることは、健康食品を利用する上で重要なことです。
保健機能食品制度* 厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/03/tp0313-2a.html(保健機能食品制度のページ)(外部サイトへリンク)
- 9.特定の成分を過剰に摂取しないよう気を付けてください。
- 10.健康食品の利用期間や量などについて記録をとってください。
医療機関への相談
- 11.体調不良を感じたら、すぐに利用をやめて医療機関を受診してください。
- 12.治療を受けている人が健康食品を利用する場合には、医師や薬剤師などに相談してください。