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更新日:2023年8月10日
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くらしの安心情報第203号
くらしの安心ネットとやま
令和5年8月10日
《 URL : https://www.pref.toyama.jp/documents/15462/r5shouhishakarejjibosyu.pdf 》
~アウトドア調理時のNG行動~
いよいよ夏本番。本格的なアウトドアシーズンを迎えるにあたり、安全にキャンプやバーベキューを楽しんでいただくため、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))はアウトドア調理時の火の扱いに関しての注意喚起を行います。
近年、青空の下で開放的な時間を楽しめることからアウトドアレジャーがブームとなっています。株式会社矢野経済研究所によると、国内のアウトドア用品・施設・レンタル市場規模は2025年度には約3700億円に達するという予測も出ております。
そんなアウトドアレジャーの楽しみのひとつが、キャンプ飯やバーベキューなどのアウトドア調理です。しかし、アウトドア調理時にガス製品(※1)や炭、着火剤などを誤った使い方をしてしまうと、一瞬のうちに発火や破裂などの大きな事故につながるおそれがあり、注意が必要です。
特に「ガストーチ」や「カートリッジガスこんろ」などのガスを燃料とする製品では、毎年多くの事故が発生しており、NITEに通知された製品事故情報(※2)では、2017年度から2022年度の間に合計154件ありました。事故事象の多くは『漏れたガスに引火した』ケースと『過熱されたガスカートリッジが破裂した』ケースの2つで、やけど等の被害が発生しています。
アウトドア調理時の火の扱いで気を付けるポイントを確認し、安全に楽しく夏を楽しみましょう。
●ガス製品の使用前に気を付けること
○製品とガスカートリッジの接続部に劣化や汚れがないか、正しく接続できているか確認する。
○点火前に異音や異臭がしないかをチェックし、ガス漏れしていないことを確認する。
●ガス製品の使用中に気を付けること
○こんろ全体を覆うような大きな鍋や鉄板など放射熱の大きな調理器具は使用しない。
○ガスカートリッジが過熱されるような、誤った使い方をしない。
●炭の使用時に気を付けること
〇カートリッジガスこんろを使って炭の火おこしをしない。
〇ガストーチを使用する際は、大きく傾けて使用しない。
〇一度火を点けたら、着火剤の継ぎ足しをしない。
(※1)本資料では、アウトドア調理時に使用するガス製品として、「ガスカートリッジ」、「ガストーチ」、「カートリッジガスこんろ」を対象としています。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
●NITE(製品評価技術基盤機構)
☆夏もやっぱり火の用心!
~アウトドア調理時のNG行動~
説明資料 URL : https://www.nite.go.jp/data/000150248.pdf
ポスター URL : https://www.nite.go.jp/data/000150241.pdf
映像資料 URL :
『カートリッジガスこんろ「3.風防で囲むことの危険」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2023072701.html
『ガストーチ「1.取付不良で漏れたガスに引火」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2020082701.html
『ガストーチ「2.傾け使用による異常燃焼」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/2020082702.html
『カートリッジガスこんろ「1.直結型カートリッジガスこんろの破裂」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/1263.html
『カセットこんろ「7.2台並べたカセットこんろの破裂2」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/nenshou/17122102.html
『着火剤「1.つぎ足しでやけど」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2020082704.html
《問合せ先》
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
担当者:宮川、山崎、安元
Mail: ps@nite.go.jp
Tel : 06-6612-2066
~充電式電池は正しく捨てましょう~
モバイルバッテリーなどリチウムイオンバッテリー(以下「LIB」という。)使用製品の普及に伴い、近年、不燃ごみやプラスチックごみとして捨てられたLIBにより、ごみ収集車やごみ処理施設での火災事故が多発し、多額の修繕費用が必要となったり、ごみ処理の受け入れが滞ったりと市民生活に支障をきたす事態が生じています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))がインターネット等から収集した情報では、ごみに混入したLIBの発火などによる被害額は、2018年度から2021年度の4年間でおよそ111億円(※1)にも達します。
LIB使用製品は押しつぶしたり、破断したりすると発火し、火災につながるおそれがあります。
LIB使用製品の誤った捨て方で事故が起きることを理解するとともに、正しく捨てることで「ごみ捨て火災」を防ぎましょう。
LIB使用製品を正しく捨てるには?
○充電して使う製品を捨てる際は、製品本体の表示や取扱説明書などで製品にLIBが使用されているか確認する。使用電池の種類について記載がない場合は販売店、メーカーに確認する。
○LIBが使用されている製品を、分別方法など含め各自治体の指示に従って正しく捨てる。
○一般社団法人JBRCの会員企業の電池(表面にリサイクルマークの表示があり、破損・変形がないもの)は、排出協力店または協力自治体に持ち込む。
○メーカーや販売店による製品の回収サービスを利用する。
○放電してから(電池を使い切ってから)捨てる。
(※1)NITE調べ(説明資料 図1参照)。
●NITE(製品評価技術基盤機構)
☆「ごみ捨て火災」、被害は100億円超え!
~充電式電池は正しく捨てましょう~
説明資料 URL : https://www.nite.go.jp/data/000149340.pdf
ポスター URL : https://www.nite.go.jp/data/000149341.pdf
映像資料 URL :
『電池・バッテリー「4.ごみ処理施設での発火」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/23062901.html
『モバイルバッテリー「2.ごみ収集車で発火・破裂」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/19102401.html
『携帯用扇風機「2.ごみとして捨てて発火」』
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2021062402.html
《問合せ先》
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
担当者:宮川、山崎、岡田
Mail: ps@nite.go.jp
Tel : 06-6612-2066
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