安全・安心情報
更新日:2024年9月25日
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県内では有害物質や油などの河川等への流出や地下への浸透といった水質汚濁事故が、毎年40件前後発生しています。その中には、水道、農業用水等の利水の障害や魚のへい死など甚大な被害を生じた事例もあります。
県民、事業者の皆様には、水質汚濁事故の未然防止に努めてくださるとともに、事故を起こした、発見した場合には、関係機関に至急ご連絡くださいますようお願いします。
水はとやまの大切な財産です。水質汚濁事故対策を推進し、将来に素晴らしい水環境を残しましょう!
水質汚濁事故は、家庭や工場・事業場など幅広い場所で、近年は毎年40件前後発生しています。(件数は下表のとおり。)
特に冬期は、灯油などを取り扱う機会も増えることから、水質汚濁事故の発生件数が増加する傾向にあります。
事故の原因としては、給油中に現場を離れたため容器から油が溢れた、機械操作を誤ったなど人的要因(ヒューマンエラー)によるものが多くなっています。また、配管の老朽化など物的要因を原因とするもの、定期的な点検を怠ったなど人的要因が深く関係している場合があります。
年度 |
平成 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
令和 元 |
2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
件数 | 37 | 50 | 49 | 50 | 34 | 38 | 35 | 35 | 37 | 30 |
水質汚濁事故は、河川や海、地下水に重大な環境汚染を引き起こし、人の生活や生き物に多大な影響を与えるおそれがあります。また、原因者には事故の処理に要した費用の負担、さらに農業や漁業等への被害があった場合の補償を求められることもあります。
日頃から、施設の点検や管理の徹底などを進め、事故の未然防止に努めましょう。
近年、梅雨期や台風期の大雨により油流出事故が多発しています。
油流出事故を防ぐため、事前に油水分離槽や事業所内の清掃、保管容器の固定などを行いましょう。
灯油などを暖房に使用する冬期間には、例年、用水路や河川への油流出事故が多く発生しています。
給油中はその場を絶対に離れず、バルブなどの閉め忘れに注意してください。
また、除雪の際には配管の破損にも注意しましょう。
富山県水質汚濁事故対策連絡会議(事務局:富山県環境保全課)では、「油流出事故防止に関するチラシ」を作成しています。
給油作業時の注意点や事故の事例、事故発生時の連絡先などを紹介していますので、ぜひご覧いただき、水質汚濁事故の未然防止にご協力をお願いします。
油流出事故防止に関するチラシ(家庭向け)(PDF:640KB)
油流出事故防止に関するチラシ(事業所向け)(PDF:418KB)
水質汚濁事故を起こした場合には、新たな流出等を防ぐための応急措置を講ずるとともに、至急、以下の関係機関に連絡してください。
また、油が流れている、水が濁っている、変な臭いがする、魚が死んでいるなど事故を発見した場合にも連絡をお願いします。
富山市環境保全課 | 076-443-2086 | 南砺市生活環境課 | 0763-23-2035 |
---|---|---|---|
高岡市環境政策課 | 0766-22-3212 | 射水市環境課 | 0766-51-6624 |
魚津市生活環境課 | 0765-23-1004 | 舟橋村生活環境課 | 076-464-1121(代) |
氷見市環境保全課 | 0766-74-8065 | 上市町町民課 | 076-472-2315 |
滑川市生活環境課 | 076-475-1374 | 立山町住民課 | 076-462-9963 |
黒部市市民環境課 | 0765-54-2501 | 入善町住民環境課 | 0765-72-1824 |
砺波市市民生活課 | 0763-33-1372 | 朝日町住民・子ども課 | 0765-83-1100(代) |
小矢部市生活環境課 | 0766-67-1760(代) |
県では、事故の未然防止対策の推進、事故時の関係者間の連携協力体制の強化等を目的に、国、県及び市町村の31の行政機関(当課を含む。)と3事業者団体からなる「富山県水質汚濁事故対策連絡会議」を設置しています。
定期的に開催している本連絡会議の場では、休日、夜間を含めた事故時の連絡体制、関係機関の対応等の確認を行うとともに、事故時の対応マニュアルや事故の未然防止に係るチラシなどの資料の作成を行っています。
連絡会議の詳細や資料等については関連ファイル及び関連リンクをご覧ください。
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