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更新日:2024年3月29日
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本県は、立山連峰や黒部峡谷などの世界的な山岳景観、豊かで美しい富山湾、本州一の植生自然度比率を誇る森林、「名水百選」「平成の名水百選」に全国最多の8か所が選定されている清らかな水環境など、豊かな水と緑に恵まれています。
私たちは、これらの素晴らしい環境を大切な財産として守り育て、次の世代に引き継いでいかなければなりません。
特に水環境は、人間の生存や活動の基盤であるとともに有限な資源であり、これを保全し活用していくことが重要であるとともに、自然とのふれあいの確保やうるおいと安らぎを与える水や緑の保全と創造が求められているところです。
こうしたことから、本県では、昭和62年2月に「富山県水質環境計画(クリーンウオーター計画)」を策定し、その後、水環境の状況の変化に対応して計画を逐次改定しながら、「魚がすみ、水遊びが楽しめる川、湖、海及び清らかな地下水」を目指し、各種施策を推進してきました。
その結果、県内の河川や海域の水質は全般的に改善され、良好な状態を維持していますが、一方では、富山湾の水質維持、水質汚濁事故の防止、水環境保全活動の促進などの課題が残されています。また、気候変動による影響の把握が新たな課題として挙げられます。
また、本県は「環日本海地域をリードする『環境・エネルギー先端県』」として国の「SDGs未来都市」に選定されており、「富山県SDGs未来都市計画」に基づき、各種施策に取り組んでいるところです。
さらに、本県では、令和4年2月に新たな成長戦略を策定し、その柱には、経済的な豊かさに加え、身体的・精神的・社会的にも満たされた状態である、真の幸せ「ウェルビーイング」の向上を掲げています。
このような状況を踏まえ、SDGs(持続可能な開発目標)達成の観点を取り入れつつ水環境保全施策をさらに推進していくために本計画を改定し、県民、事業者、行政等が一体となってウェルビーイングを実感できるようなよりよい水環境づくりに努めます。
本県のすばらしい財産である豊かで清らかな水環境を、県民共有の財産として、将来に引き継いでいくため、関係各位のより一層のご理解とご協力をお願いいたします。
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