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更新日:2023年5月18日
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富山県は、南北にのびる日本列島の中心、本州の中央北部に位置し、東は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県に隣接しています。
三方を急峻な山々にかこまれ、深い湾を抱くように平野が広がっており、富山市を中心に半径50kmというまとまりのよい地形が特徴です。
また、日本海側の中央に位置する本県では、アジア大陸や朝鮮半島など対岸諸国との古くからの交流の積み重ねを活かし、環日本海地域の中央拠点として活発な取組みを展開しています。
富山県は、3,000m級の山々が連なる立山連峰から水深1,000mを超える富山湾に至るまで、高低差4,000mのダイナミックで変化に富んだ地形を有しています。植生自然比率本州一が示すように、美しく豊かな自然環境に恵まれ、四季の移り変わりが鮮明で、多種多様な動植物が見られます。
また、天然の巨大なダムともいえる山々からは、1年を通じて豊かできれいな水が流れ、水力発電、各種用水など多目的に利用されており、暮らしや産業を支える重要な資源となっています。
全国第2位の持ち家率や1住宅あたりの延べ面積の広さが示すように、富山県は恵まれた居住環境を誇り、道路の整備率の高さをはじめとした社会資本整備の進展、自然災害や火災発生件数の少なさと合わせて、住みよい環境を形成しています。
また、充実した子育て支援策などを背景に、女性の就業率が高く、共働き家庭が多いことなどが家計の豊かさにつながり、勤労者世帯の実収入も全国トップクラスにあります。また、近年は県外からの移住者も増加傾向にあります。
米どころ富山県では、平成30年秋に、県が約15年かけて開発した新品種「富富富(ふふふ)」がデビューしました。コシヒカリをはじめ早生品種「てんたかく」や晩生品種「てんこもり」も良質米として高い評価を得ています。チューリップ球根の出荷量が日本一の産地でもあり、伝統ある定置網漁法も盛んです。
また、質の高い労働力、豊富な水と安価な電力、充実した物産・交通網、ものづくりの伝統、日本海側屈指の工業集積など優れた産業基盤があります。北陸新幹線の開業を追い風に企業立地も進展しており、「くすりの富山」として全国に知られる医薬品産業のさらなる発展や新たな成長産業の育成・振興により、「ものづくり県」として一層の飛躍を目指しています。
次代を担う子どもたちを育てるため、学校教育では、確かな基礎学力の定着を図るとともに、個性・創造性・生きる力を伸ばす教育を展開しています。また、社会の要請に応える人材育成の場として、高等教育機関の機能充実を図っているほか、ふるさとの歴史・文化などを学び親しむふるさと教育の推進や芸術にふれる機会の提供にも力を注いでいます。
世界文化遺産候補として提案した、「立山・黒部」については観光地としての高付加価値化を進めるとともに、「近世高岡の文化遺産群」については提案に含まれる資産の国重要文化財や史跡等の指定に向けた調査を進め、それらの価値を学び県内外に魅力を発信する取組みを実施・支援しています。
2022年10月、高岡市の勝興寺(本堂、大広間及び式台)が国宝に指定されました。本県では、平成9(1997)年の瑞龍寺(仏殿、法堂、山門)の指定以来25年ぶり、2例目の国宝指定です。