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更新日:2024年10月8日
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日本を代表する陶芸家、鈴木藏(すずきおさむ・1934年岐阜県生まれ)は、重要無形文化財「志野(しの)」の保持者(人間国宝)です。鈴木藏は、多治見市の丸幸陶苑に勤務する父の助手として働く中で、本格的にやきものづくりの道へと進むことになります。薪窯(まきがま)でしか焼けないとされていた「志野」にガス窯で挑戦し、自然への畏敬の念を重んじ、伝統を大切にした中から独自の作陶スタイルを確立していきます。「志野には日本人の美意識の独特さと素晴らしさがある」と語る鈴木藏。作品をつくるなら「新しくて、力強いもの」という姿勢を崩さず今日まで取り組んできました。
会期中の2024年12月に卒寿を迎えるのを機に、初期から最新作までの作品を一堂に展示します。古典の大切さに自らの美意識を映し出した独自性に富んだ作品を展示し、鈴木藏の軌跡と“今”を紹介します。
「卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展」チラシ(PDF:1,627KB)
「卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展」作品リスト(後日公開します)
卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展
2024年11月22日(金曜日)~2025年1月19日(日曜日)
月曜日(1月13日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)、1月14日
午前9時30分~午後6時(入室は午後5時30分まで)
[前売]一般:800円(販売期間:2024年10月中旬頃~11月21日)
[当日]一般:1,000円(800円)/大学生:500円(400円)
富山県水墨美術館、富山新聞社、北國新聞社、北日本放送、NHKエンタープライズ中部
東亜薬品、リードケミカル、日東メディック、アイザック(順不同)
イベントの実施については、当ページおよび当館SNS等でお知らせいたします。最新情報をご確認の上、ご来館ください。
日時:12月7日(土曜日):午後2時~午後3時30分頃(開場は午後1時30分)
講師:唐澤昌宏氏(本展監修者、国立工芸館館長)
会場:当館映像ホール
定員:50名(先着順)
日時:11月23日(土曜日・祝日)、1月11日(土曜日):各日午後2時~
講師:当館学芸員
会場:展示室1・2
本展会期中は11月22日、23日、24日、30日の4日間のみ営業いたします。12月~2月は冬季休業となります。
お菓子は展覧会に合わせて変わります。本展会期中のお菓子は後日お知らせします。
営業時間:午前11時~午後4時
「卒寿記念・人間国宝―鈴木藏の志野展」の開催にあわせ、茶室「墨光庵」の和室(座敷)を開放いたします。
通常の茶室では、立礼席(椅子席)でお茶とお菓子を楽しんでいただいておりますが、
今回はご希望の方はどなたでも、お座敷で初歩的なお茶の所作を体験していただくことができます。
展覧会に加え、数寄屋建築の第一人者である中村外二棟梁(小矢部市出身)が最晩年に手がけた茶室「墨光庵」での体験も合わせて、五感でお楽しみください。
茶室「墨光庵」付属の茶庭(露地庭)を、期間・時間限定でご通行いただけます。当館南奥の離れにあります茶室側自動ドアから外に出ていただきますと、午後5時までの間は西側の駐車場まで通り抜けが可能となります。ぜひご覧ください。
開放日時:毎年3月から11月まで(12月~2月の冬季期間は、茶室ともに休業)
時間帯:午前9時30分から午後5時まで
《志野茶盌》1968年/個人蔵
《志野茶碗》2013年/国立工芸館蔵
《志埜茶盌》1994年/個人蔵
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