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更新日:2021年2月24日
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教算坊の門
教算坊は、昭和7年に佐伯宗義氏の所有となり、昭和57年に御遺族から富山県に寄贈されるまで、山荘風邸宅として整備されました。
山荘邸宅の前庭を飾る門は、築後50年と推定されます。
随所に京風の造りが見られ、京都の数寄屋大工の手によったものと思われ、北陸でも珍しい数寄屋門だといえます。
門の両脇の袖塀とのバランスが程よく、瀟洒(しょうしゃ)ながらも力量感のある門となっています。
門の形式は平門ですが、柱寸法は3種類(主柱、方堅柱、袖塀柱)が使用され、バランスをとりながら全体の総重量を支えています。
また屋根の形式は切妻型、蓑甲(みのこう)造りとなっています。屋根葺きは柿(こけら)葺きで京風ムクリ(せきがや)は、こけら板を丹念に積み重ねていく独特の工法がとられている。
この工法は柿葺きの仕様の中でも難しいものですが、同時に、建築美という点からは、最も美しいものといわれています。
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